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金沢和子の活動日記

  • 使えないトイレの写真です!!
    金沢和子の活動を写真で紹介しています。写真として残ることは少ないのですが、写真のあるものは、随時、掲載する予定です。

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「イイトコサガシ」、大成功!

5月16日、船橋では初めての「イイトコサガシ」を開催しました。参加者は講演が18名、ワークショップ13名でした。
わざわざ、越谷からのご参加くださった方もいて、本当に、感謝!です。ありがとうございました。

Photo 写真は左から、横山さん、冠地さん、金沢です。

「イイトコサガシ」を主催されている冠地情さんはの話ぶり、内容は、かなり難しいはずなのですが、とても分かりやすくて、子どもの頃や、ご自身のこれまでの経験に基づく、当事者の「行き辛さ」がよく分かりました。
内容は盛りだくさんで、すべてをお伝えするのは難しいのですが、冠地さんからの、いくつかのキーワードを教えていただいたので、ご紹介します。

1.発達障害とは、発達「機会喪失」障害である。

発達する過程において、成功経験が少ないこと、体験を共感する機会がほとんどないことが、成長に大きな影響を与えている。
また、自分の困難を言葉にできないこと、そのために相談するということができないまま、成人してからも社会の中で困ることが多い。
こうした経験を持つ当事者として、唯一、自分らしく表現し、コミュニケーションを取れた場所が、「演劇表現講座」だった。
学校でもなく、職場でもなく、家庭でもない、この「表現講座」には、いろんな人が来ていた。
人間関係(友人・上下関係・親子など)とは関係なく、話し合うことができた。
その結果、コミュニケーションをとることができる唯一のこの「表現講座」が、自分の「居場所」となった。

2.人間関係とは関係なくコミュニケーションを取れる場所「サードスペース」の存在。

現在の社会の中では、コミュニケーションよりも人間関係が上位概念となっている。
したがって、コミュニケーションは、人間関係によって内容や表現などが決まってしまう。
「サードプレイス」とは、人間関係よりもコミュニケーションが上位概念として扱われる場所のこと。いろんな機会、いろんな人、いろんな場所で、「サードプレイス」が作られることが求められているのはないか。

3.実践!「イイトコサガシ」

「サードプレイス」は、社会のいたるところに存在することが必要ではないか。
CBT(認知行動療法)やSSTといった、発達障害の支援方法や、実践訓練などはいといろありますが、人間関係で悩み、そのことによってコミュニケーションがとれなくなった発達障害児・者へ、人間関係よりもコミュニケーションが優先されるという機会を持てるようすること、これを広げて生きたい。
「イイトコサガシ」は、この「人間関係よる優先する」というコミュニケーションのあり方を実践する場所で、ワークショップを通じて、こうしたあり方を実体験してほしい。

などなど、でした。

この日は、ゲストとして、ユースキャリアセンター「フラッグ」で、就労支援コーディネーターをなさっている、柴田泰臣(精神保健福祉士)さんから、「フラッグ」でも開催している「イイトコサガシ」のワークショップについて、お話がありました。

非常に印象的だったのは、「フラッグ」を利用されている皆さんが、ワークショップのときは別な表情になる、というお話でした。

発達障害の当事者、自覚があり、就労のために必死で努力されている皆さんが、
ワークショップのときは、本当に生き生きしている、明るい表情になるとのこと。

なるほど、「フラッグ」で行われているワークショップが、立派な「サードプレイス」として機能しているんだと、よく分かるお話でした。

さて、いよいよ、ワークショップです!

参加者のほとんどが初顔合わせになるワークショップでは、「アイスブレイク」という、
リラックスを目的とするゲームから始めます。
今回は、わずか2時間!というなかで、冠地さんが魅力を凝縮!
参加者全員が、「人から言われてうれしい言葉」を発表する自己紹介が行われました。
ワークショップは、もちろん、人間関係よりも、コミュニケーションが最も重要となります。
この点は徹底していて、名前も、自分が「これがいい」と思う名札を作り、
ワークショップの間は、その名札だけが、相手を知る手がかりです。
したがって、自己紹介といっても、本名とか、肩書きは、必要ありません。

続いては、「多数派をめざせ」!

司会進行は、冠地さん。ワークショップでは司会進行を勤める方を「ファシリテーター」と呼びます。
「多数派をめざせ」では、たとえば、「“り”のつく果物と言ったら?」と聞かれます。
参加者は、みんなが思うと思ったものを、「せいの!」の掛け声に合わせて一斉に声に出して答えます。
ここで大切なことは、「自分が」ではなく、「みんなが」どう思うかを考えて、答えるところ。

かなり楽しいです。
別な集まりでも、ぜひ、やってみてくださいね!

ワークショップの最後は、ファシリテーターから出される「お題」について、参加者が話をする、というもの。
参加者が8人ぐらいの少人数のグループになり、そのなかでルールに従って会話をします。
まず、選ばれた3人が、お題にそって会話。ルールは、
それぞれの話しは2分程度
相手に質問をすること、
相手の話を必ず受けること
テーマからそれないようにすること、などなど。意外と大変です。

3人の会話が終わると、3人がそれぞれ自分で気づいたこと、ここが「イイトコサガシ」になるのですが、それを発表。会話を聞いていた人たちも、3人にたいして「イイトコサガシ」をして、発表します。

「イイトコサガシ」、と聞くと、なんだか「イイトコ」だけの話になりそうな、単純なものかと思いがちです。
ところが、そんな単純でもありません。「イイトコサガシ」をしていると、本当にいろんな「イイトコ」に気がつきます。
他の人の発言を聞いていて、「そんなこともある!」と気づくこともあります。
人から言われて、「自分のイイトコ」を発見することもあります。
とにかく、「こんなにあるのか」というぐらい、広がっていくのが楽しい。
そして、「相手を拒絶しない」というルールーが、とても心地よいのです。

今回のワークショップ、楽しくてためになる、素敵な時間になりました。
冠地さん、横山さん、本当にありがとうございました。

そして、これからもよろしくお願いいたします!

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