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金沢和子の活動日記

  • 使えないトイレの写真です!!
    金沢和子の活動を写真で紹介しています。写真として残ることは少ないのですが、写真のあるものは、随時、掲載する予定です。

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中学校での武道必修化、その後

2012年度から、中学1・2年の男女全員に対し武道が必修化となり、各学校では柔道、剣道、相撲の中から1種目を選択し、授業時間は各学年10時間から15時間程度で行われています。
 しかし、実施を前に柔道の実施に対する保護者の不安の声が寄せられていました。報道によれば、柔道による事故は1983年から2010年までの28年間、中学校、高校の授業と部活動の両方で、既に114名が死亡。年平均に換算すると、1年間に4人以上で、ほかのスポーツに比べて突出していたからです。昨年の9月議会でこの問題を取り上げ、その後はどうなっているのか、船橋市立豊富中学校を視察してきました。

 死亡事故はいつ起きているのかという点では、約12%が授業中です。また、死に至らずとも、後遺症が残るような重大事故被害者生徒は261人に上っています。
 事故の原因としては指導者の専門性の不足、そして、武道場でない場所で行われることによるものが多いとのことです。特に指導者の専門性については、医学的見地に基づいた適切な指導が不足しているということ、 また、武道場以外での指導も、重大に事故につながるとして指摘がされてきました。これらの問題は、どのように改善されたのでしょうか。

Photo 豊富中学校には、武道場がありません。体育館に98枚の畳が引いてあり、ここで、授業も、部活動も行われています。豊富中学校の柔道部は、今年は関東大会に出場するほどの実力があり、武道場のない状況の中で、大変がんばっている学校です。

今日は、1年生の授業の見学。豊富中学校は、1年生全員で柔道を行います。当日は、2名が授業を欠席していましたが、40名の男子・女子がが参加。教員は、体育の教科担当が2名、このほか、文部科学省から有段者の方が、指導にあたられていました。この文部科学省から派遣された専門の指導員は、今年度は2名で、豊富中学校と古和釜中学校に配置されています。市内では、中学校7校が、柔道を必修科目に選んでいますが、外部からの指導者の派遣は、この2校だけとなっています。

上記写真は、体育館に敷いてある畳。それぞれ、畳の裏にストッパーがついていて、固定されています。

柔道着は、学校にあるものを上着だけ、着用するので、購入の必要はないとのこと。
着替えも、体操服の上に着用するので、更衣室の必要はありませんでした。

今日は、授業が始まってから7時間目で、受身の練習と抑え技の簡易試合が行われました。授業開始から7時間目で、すでに抑え技に入って、大丈夫かと心配になりましたが、そこは、豊富中学校の利点。1年生の中に、6名の部員がいて、文部科学省からの専門の指導者と、柔道部の子どもとの模範演技の後に、技の指導が行われます。今日は、「上四方固め」と「袈裟固め」の練習。模範演技では、技のかけ方のほか、安全上、特に気をつけること、危険な技のかけ方など、丁寧な指導が行われていました。

思ったよりも、ハードな授業ではありましたが、子どもたちが楽しそうに取り組んでいるのを見て、思わず、こちらも応援をしたくなるほど。柔道部員の子どもたちが、模範演技のほかにも、友達の技を直してあげたり、友達に遠慮して技をかけさせてあげたりなど、よくがんばっているのが印象に残りました。

しかし、どこの学校でも、同じようにできるか、という疑問は残ります。豊富中のように、畳が固定できない学校はどうしているのか、外部からの専門家がいない学校では、誰が模範演技をするのか、柔道部員の子どもたちがいない場合はどうしているのか、40人以上の子どもたち一人ひとりに目が行き届いているのか、気になります。8時間からは、「体落とし」「腰車」「膝車」などの技も始まるようです。各学校での安全対策は、これからますます重要になると、感じました。

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