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金沢和子の活動日記

  • 使えないトイレの写真です!!
    金沢和子の活動を写真で紹介しています。写真として残ることは少ないのですが、写真のあるものは、随時、掲載する予定です。

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船橋市の特別支援教育

 今年からはじまった「特別支援教育」では、通常学級に在籍するLD・ADHD児など、軽度発達障害を持つ子どもたちに特別な教育をおこなうことが、学校の重要な仕事の一つとされました。
 しかし、船橋市では、こうした子どもたちへの支援を担う、「特別支援教育支援員」を一人も配置せず、これまで通りの体制で、軽度発達障害児の受入を行いました。

支援員ゼロの「特別支援教育」

 LD・ADHD・アスペルガー症候群・高機能自閉症等の軽度発達障害を持つ、「特別な支援を必要とする子どもたち」は、全般的な知的障害はありません。
 しかし、読む・書く・聞くことが大変苦手で、黒板に書かれた字を書き写すことが出来ない、好きなものに対する執着が強すぎるなどの特徴があり、学校現場では、授業に集中することが出来ない、突然教室を出ていってしまうなどの行動が見られます。

 教室から出ていってしまう子どもを学校の外にださないためにどうするか、担任はクラスの子どもを置いていくわけにもいかず、特別支援コーディネーターは専任ではないので対応が間に合いません。結局、昇降口の近くのクラス担任、校門そばの特別教室にいる教員、校長や教頭が、総出で引き留める、という状況があります。

 ある学校では、こうした体制を取っていても、誰も気がつかずに子どもが外に出て、にわとりやウサギのいる飼育小屋のカギを壊して、中に入ろうとしているところを近くにいた教員がみつけて連れ戻した等の状況もあります。
 また、個別支援の時間がとれないために、仕方なく教室に戻した子どもが、階段室の一階で泣き叫び、階段室周辺のクラスでは授業が出来ないほどの大騒ぎになったために、結局、特別支援コーディネーターが対応することになりました。
しかし、この学校の特別支援コーディネーターは、算数の少人数授業を行うために配置された教員だったので、結局、少人数授業の方は中断して、対応することになってしまったようです。
 また、当面の対応策として学生ボランティアが配置されましたが、1500円程度の報酬しかなく、交通費の支給もありません。

通級指導教室の担当者不足

 さらに、情緒障害に対応する通級指導教室では、こうした子どもたちに対して、少人数学級で対応していますが、希望者は大変な勢いで増えています。
平成15年の設置時には6名だった児童数は、現在は80名になり、昨年との比較だけでも、30名の増、来年度もすでに20名以上の希望者が見込まれています。
 こうした中で、船橋市では、今年度の通級指導教室の担当者として、千葉県に12名の職員配置を要望しましたが、実際に配置されたのは11名でした。
 通級指導教室では、一人一人の子どもに応じて個別の指導計画がたてて指導に当たりますが、指導に必要な時間数は、職員の人数によって制限されます。1回あたりの指導時間は45分、子どもの状態が良ければ、1日に担当できるのは3名程度。週5日なら15人。結局、「子どもに必要な指導計画」というよりも、「職員の配置が可能な指導計画」にならざるをえません。

ボランティアと教職員の過重負担は改善せず

  12月議会の一般質問で、来年度の職員配置について、改善を求めましたが、市は、すでに配置している特別支援学級の介助員、通級指導教室コーディネーター、学生ボランティアを「特別支援教育支援員」として位置づけ、新たな配置は行わないことを明らかにしました。
 船橋市は、「可能な限りの対応をしている」と答弁しましたが、いま、学校現場で求められているのは、一人一人の「子どもに応じた対応」であって、「不可能だからやらない」という対応では、ではすまされません。
 日本共産党は、来年度の体制が十分に確保されるよう、国・県にも働きかけながら、引き続き、力を尽くします。

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