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金沢和子の活動日記

  • 使えないトイレの写真です!!
    金沢和子の活動を写真で紹介しています。写真として残ることは少ないのですが、写真のあるものは、随時、掲載する予定です。

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第37回 区画整理・都市再開発対策全国研究集会

10月23日から24日にかけて、区画整理・都市再開発対策全国研究集会に参加をした。ここで、区画整理の基礎を学ぶ機会を得ることが出来た。

だれのため?何のための「区画整理」か?

 10月23日から24日にかけて、区画整理・都市再開発対策全国研究集会に参加をした。ここで、区画整理の基礎を学ぶ機会を得ることが出来た。
初日の全体会では、安藤元雄氏による『「ここで生きる」まちをー怒りからの出発』という記念講演が行われ、この研究集会が開催されるきっかけともなった、区画整理事業の実際と、「まち」づくりについて話がされた。
「区画整理」といえば、私のように何の知識もない人が聞くと、街並みがきれいになったり、市内の交通を便利にすることだろうと考えがちである。しかし、この事業、「対象となっている地域の住民」の利便性の向上や、福祉の充実とは関係なく進められるのが実態である。
つまり、事業そのものは「土地の区画を整理する事業」として行われ、変更後はどんなまちになるのかは不明であっても、公共用地を生み出すために土地を無償で提供し、さらに、土地の提供に応じない場合は強制執行というやり方で土地を取られたり、精算金としてお金まで取られることも有る事業である。
恥ずかしい話、議員になって8年、こんな事業が全国で行われていたことに、「びっくり仰天」してしまった。

「突然、ロケット弾が・・・」

 私がびっくりするまでもなく、事業の実態を知った「対象地域の住民」は、この事業の実態に気付いた時には、だれもが「びっくり仰天」している。安藤氏は、この仰天加減を例えて、「突然、ロケット弾が打ち込まれること」と表現した。
 質疑や討論の中で、続々と話される事業の実態。例えば、「換地先が池だった。転居することは不可能なのに、強制執行されそうになっている」「三階建てのビルでも、簡単に曳屋がされてしまった」などなど。
 全体会の後に、分科会の「入門講座」で用語や精算金の仕組みなどを学んだが、結局、「土地区画整理事業」とは、住民が住み続けられる「まち」をつくるのではないということが、良く解った。

「区画が整理された町」ではない「住みよいまち」

 改めて考えさせられたのは、「住みよいまち」とはどんなまちなのか、それを決めるのは私たち自身である、ということ。
 私達が望んでいる「住みよいまち」を議論する時、まず、そこに「住む」ということが大前提である。それがどうすれば便利になったり、安全であったり、それらが拡充されていくのかが議論となる。言い換えれば、個人の基本的な人権が拡充される場所、それが「住みよいまち」ということになるのではないだろうか。だから、住民が、自らの権利を守るために、寝食を犠牲にして主張しつづけなければならない「土地区画整理事業」という手法は、まず、厳しい監視の目を向けて事態を見ていくことが重要であると思う。
 この船橋で、これから進もうとしているこの事業は、そこに住んで、そこで働く人たちに何をもたらすのか、この視点で判断する必要があることを思い知らされた2日間となった。

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