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金沢和子の活動日記

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    金沢和子の活動を写真で紹介しています。写真として残ることは少ないのですが、写真のあるものは、随時、掲載する予定です。

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これからの子育て支援に求められるものは?

これからの子育て支援に求められるものは?

H16年度の千葉県とNPOとの共同事業である、「子育て応援者養成県民講座」に参加してきました。
第1回の講演は 「子育て支援とは~子育てのまなざしが温かいまちに~」と題して、大日向雅美教授の講演が行なわれました。
大日向教授は、恵泉女学園大学人文学部・同大学院の教授で、発達心理学がご専門。親子関係や家族関係の調査などをされているようです。また、相談活動を通じ、母親や父親、子どもの証言をもとに、子育てや虐待防止の提案などもされています。

 今回、とくに参考になったのは、虐待をしている母親の、虐待にいたるまでの経過についてです。
1970年ごろから、子育てに苦しんでいる母親にインタビューをしてるそうですが、子育て支援などは皆無であった当時と、子育て支援の取り組みが進んでいる現在とを比較すると、母親の悩みである「孤独な子育て」「育児と仕事の過重負担」「父親不在の育児」という状況は、ほとんど変わっていないそうです。
 つまり、行政が行なう子育て支援は、母親の悩み自体には、応えていないことが指摘されました。
では、これからの「子育て支援」で、悩み自体に応えられるようなことが取り組めるのか。
大日向教授からは、母親や父親に対する「親育て支援」という視点、つまり、「子育ての支援」とは、「子育てをする親を、親として成長できるように支援する事業である」という取り組みが、求められているとの提案でした。

例えば、現在行なわれている子育て支援事業をみると、
● ある自治体の子育て支援講座では、母親同士に「キラキラ星のお遊戯」をさせて、「子育て交流会」と称していた。目的が不明。
● 子育て支援センターの事業が、子どもの遊び場の提供だけになっている。母親に対してなんらかの働きかけを提案しないと、また「孤独な子育て」に戻ってしまう。
●母親だけの参加を想定した講座。夫に協力を求めること、男性の育児参加の意義を伝えたり、呼びかけはない。

 研究者として、数多くの相談者の実体験を元にした提案は、非常に説得力があり、聞いていて、ともて参考になりました。内容も事例が多いので、聞いていて、あきません。ある事例では「あ、そうそう!」とうなずいたり、別な事例では「そうだったのか」と泣けてしまったり。よくある事例です、という紹介では、自分の失敗と同じ事例に、大爆笑したり。とても楽しく聞けました。
 まさか、とは思うのですが、大の大人の女性を集めておいて「きらきら星」のお遊戯をさせてしまうような、勘違いもはなはだしい支援事業は、船橋市には無いとは思うのですが、今行なわれている行政の子育て事業が、どんな視点や目的でやられているのか、確認する必要も感じました。


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